元気に下校する子を見た。
周りの子と比べて、心が沈んでしまうあなたへ
小学生・不登校のお子さんをもつ、お母さんのお悩み
お悩み(要約)
子どもは家では安定していて、私も「まぁいいか」と落ち着いて過ごしていた。でもある日、元気に下校する同級生を見かけて、「なぜうちの子はあそこにいないんだろう」と落ち込みがずっと続いている。良くない考え方の癖だとは分かっている。周りからは「変な家庭」と思われているのでは…と、疲れてしまった。
落ち込むのは、当然のことです
これまで穏やかに過ごしてきたからこそ、元気な子どもたちの姿は、ぐっと胸にきますよね。落ち込んでしまうのは、お子さんを大切に思っているからこそです。
お子さんは、ちゃんと進んでいます
家で安定して過ごせているなら、お子さんは今、「底値低迷期」の後半から「底打ち回復初期」あたりにいるのかもしれません。同級生と比べると止まっているように見えても、ゼロに戻ったわけではありません。心のエネルギーはちゃんとたまってきていて、回復も進んでいます。
できること① 行動 自分の気持ちを大切にする
まずは、落ち込んでいる自分の気持ちを認めてあげてください。「そりゃそうだよね。元気にしている子たちを見たら、比べて落ち込むこともあるよね」と、落ち込むことを自分に許可してあげましょう。
そのうえで、もし不安を感じているなら、その気持ちを大切にしてください。自分が本当はどうしたいのかを考えて、それを可能な範囲で、ちゃんと実行してあげることが大切です。その手段のひとつとして、お子さんに自分の気持ちを正直に話して、今どんなことを考えているのか、聞いてみるのもいいと思います。
「今日ね、学校の近くを通ったら、ママちょっと気持ちが揺れちゃったんだ。これって、ママの心の癖なんだよね。〇〇が今、学校のことをどう思ってるのか、ちょっと聞いてみたいなって思ってるんだ。聞いてもいい?」
聞くことで、お子さんの現在地や考えていることが見えてきます。分からないから不安になる。分かると、それが安心につながっていきます。
お子さんに話を聞くときのポイント
💡 正直な気持ちを話す
「ママの心の癖」と添えることで、お子さんは「自分のせいだ」と感じずにすみます。
💡 聞いていいか許可をとる
話すかどうかをお子さんに選んでもらいます。「今はいや」と言われたら「教えてくれてありがとう」と受け止めて。
できること② 内面 その声は、誰の声?
「変な家庭だと思われてるんじゃないか」
良くない考え方だと頭では分かっていても、やめられないですよね。
ここで、少しだけ立ち止まってみてください。その「変な家庭」という声は、本当に周りの誰かが言ったものでしょうか。実はそれは、お母さんの心の中にある不安の声なのかもしれません。
元気に下校する
同級生
「なんでうちの子は…」
「不登校の子がいる家は
変だと思われてる」
その声を生んでいるのは
心の前提
お母さんが「良くない考え方の癖」と感じているものは、実は心の癖なんです。そしてその心の癖は、お子さんがどんな状態であっても、変えていくことができます。
これまでにも、「こう考えちゃダメ」と分かっているのに落ち込んでしまう。そんな経験を、何度も繰り返してきたことはありませんか?
その心の癖を生んでいるのが、誰もが潜在意識に持っている「心の前提」です。たとえば「ありのままの私ではいけない」「私には価値がない」。そんな前提の服を着ていると、よその子と比べて落ち込んだり、周りの目が気になったりしやすくなります。
ほんの一瞬の景色で、ずっと落ち込みが続いてしまうのは、その前提が反応しているから。お母さんの心が弱いからではありません。
いま着ている服
「ありのままの私ではいけない」
「私には価値がない」
新しい服
「ありのままの私でいい」
「私には価値がある」
だからこそ、「私には価値がある」「ありのままの私でいい」という服に着替えていくこと。そうすると、同じ景色を見ても、心が揺れにくくなっていきます。
行動と内面は、両輪です。
お子さんに聞いてみることと、心の服を着替えていくこと。どちらも一緒に回していくことで、比べて落ち込んでも、また自分を取り戻せるようになっていきます。
あなたのお悩みも、お待ちしています
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カウンセラー 萩野 和美
頭では分かっているのに、
気持ちが追いつかないことはありませんか?
お子さんのことを大切に思っているのに、不安になったり、周りと比べて落ち込んだり。
「このままでいいのかな」
「私の関わり方は間違っていないかな」
そんな思いを、一人で抱えていませんか?
まずは、お子さんの今の状態と、お母さん自身の気持ちを一緒に整理してみましょう。
自分では気づかなかった心の癖や、これからできることが見えてくるかもしれません。

