子どもの自己肯定感は高めるな
「自己肯定感」という言葉を知っていますか?
「不登校という状態をどうにかしよう」と情報を集められているあなたならきっと聞いたことがありますね。
この言葉が流行ると同時に「自己肯定感を高めよう」とする人もたくさん出てきました。
自己肯定感が高ければ、人生悩みなく幸せにいきいきと暮らせて学校にも行けるようになる。だから高めようと考えます。私も自己肯定感を高めようとしてきた時期がありました。
「私は生きてるだけで価値がある」
「幸せだなあ」
とつぶやいてみる。目標を掲げてこなしてみる。自分がなりたいモデルの人を見つけてその人がしていることを取り入れてみる。など必死にやってきました。
そして最後に必ずこう思うんです。
「やっぱりできなかった」「また、できなかった」「こんなこともできないなんて私ってやっぱりダメだな」
全く自己を肯定できていないどころか自己否定しています。
そしてまた自己肯定感を高めようと頑張って、結局高まらず自分を責めるというループにハマります。
なので自己肯定感が低いと感じる方は高めようとしちゃダメなんです。
もっと言うと、自己肯定感が低いという心の癖がある人は自己肯定感を高めようとして失敗してやっぱり自分はダメだ。というところまで行けるように無意識的に行動しています。「自分の自己肯定感は低い」という証明を自分でしてしまっています。
だから高めようとするのは余計に自分の価値を下げる危険な行為なのです。
じゃあどうするのか。
高めるのは危険なことはわかってきたけどこのままなんて嫌!!
ですよね。
じゃあ自己肯定感が低めの人はどうしたらいいのかというと
高めようとせず、今のままを否定しない。というところから始めていきます。今のあなた、今のお子さんを否定しない。
ネガティブな面を否定せず認めていきます。
何かができる自分も何かができない自分も全部ひっくるめて価値があります。
何かができてもできなくてもあなたやお子さんは大切な存在です。
わたくし萩野和美の不登校の実体験をメルマガ登録されたかたにシェアしています。
「お母さん、一緒に学校行こう」
小学一年生の娘が夏休み明けに私に言ったこの一言から全ては始まりました。
萩野和美プロフィール
不登校からの脱出カウンセラー
幼い頃から対人関係に悩む
26歳の時に鬱病になるが、カウンセリングを通して克服。
不登校という問題から抜け出すために4年間を要す。
その間、悩みすぎてメンタルの不調をきたしパニックになり、普通の日常生活を送ることさえ困難な日々がを過ごす。
心身に不調をきたしては、不登校という問題に対しても視野が狭くなり最善の選択を取ることが困難な時期を過ごす。
全肯定カウンセリングに出会いカウンセリングの手法を学ぶ。
現在は不登校という問題から抜け出し、自身と同じように長期間不登校という問題で悩み、体調を崩すことなくんでいる人へのカウンセリングを提供している。