見守るのが苦しくなったあなたへ

「見守れば復学できる」という言葉を信じて、不安を飲み込み、これまで精一杯頑張ってこられましたよね。
でも、1ヶ月、3ヶ月と時間が過ぎるほど、「このままでいいの?」と焦りや不安が胸の中に広がるのは自然なこと。
私も、子どもが部屋にこもり、独り言を言いながらゲームをして怒っている。
そんな姿を見て、言いようのない不安や苛立ちが湧いてくるのを何度も経験しました。
なぜ心がざわついてしまうのか
「見守り」をしていて何度も湧いてくる心のざわつき。
「このままじゃダメだと罪悪感を感じてるならなんとかしたらいいのに!」
「昼夜逆転していて、夜眠れない。なら、昼間体を動かせばいいじゃん!」
「ゲームばかりしててこの先どうするつもりなんだろ」
こんな思いが浮かんできて、腹が立ったり、不安になったり。
とても平静な気分ではいられなかった。
SNSで流れてくる子どもを受け入れられてるお母さんたちと比べたら、私は何もできてない..。
そう悲しくなった時もある。
実はこのような心のざわつきの正体はあなたの行動が良くないわけでも、あなた自身が未熟だからでもありません。
心のざわつきは、「心のクセ」からきています。
心のクセとは
心のクセとは例えば、
人と喋っている時に、周りの人の顔色をついうかがってしまう。
他人に対して、自分の思っていることを伝えられない。
なんでも自分だけで頑張ってしまう。
などの、日常の中でついやってしまうこと、今まで生きたきた中で培ってきた価値観やルールが心のクセです。
この心のクセが元になって、もし自分の中に「頑張らないといけない」「頑張らないと価値がない」「くつろいではいけない」というような価値観や信念があれば、それが元となって子どもが家にいてゴロゴロしてるばかりの状況を見た時に、心がザワザワしてきます。
そして、多くの人はこのメカニズムを知らず子どもをどうにかしようとしたり、ちゃんと見守りができない自分自身を責めて、うまくいかず疲れ果ててしまいます。
このメカニズムに気づいて心のクセを変えていくと、たとえ同じように子どもがゲームをしていても、以前とは感じ方が変わってきます。
感じ方が変わると不思議なもので見守りが見守りと感じなくなり、ストレスが激減していきます。
すると、あなたの表情や発する言葉、空気感が変わり、それがお子さんにも伝わって、お子さんの心の自己治癒の過程もどんどん進んでいきます。
現在地を認める一歩
「見守り」は今のお子さんを認めてください。と散々聞かされてきました。
それは、あなた自身にも当てはまるのです。
見守りをしている中で感じる悲しい気持ち、子どもに対して腹が立つ気持ち、将来を考えると焦る気持ち。
そんな気持ちを感じる自分がいることをまずは見つけてあげる。
「怖かったんだね」
「あなたが怖い気持ちを抱えていたことを私は知ってるよ」
「焦ってる気持ちがあるんだね」
あなたから湧き出る気持ちをそのまま丸ごと認めてあげると心はふっと軽くなります。
見守りは綺麗な結果を信じることではなく、「どんな状態のあなたでも大丈夫」と無条件の愛、安心感を贈ること。その安心感こそが、お子さんが再び動き出すためのエネルギーに変わります。
そして、お子さんに「どんな状態のあなたでも大丈夫」と無条件の愛、安心感を贈る、その前にあなたにも「どんな状態の私でも大丈夫」と無条件の愛、安心感贈ってあげてください。
まずは、あなた自身の感じていること、一つ一つを抱きしめて、
今日まで必死に走ってきた自分に「もう十分頑張ってるよ」と認めてあげませんか?



