引きこもりになったらどうしよう。と感じて不安なあなたへ

私の子どもは小学生の低学年頃から、いきしぶりが始まりそしてなんとか頑張ってきたものの不登校になりました。

小学校の低学年ですら不登校になればとてつもなく心配で仕方ない。だから中学校や高校で不登校になったお子さんを持つ親御さんの気持ちを想像すると、なんとも言えない気持ちです。

「このまま引きこもりになったらどうしよう」「死ぬまで子どもの面倒見るのかな」と考える時もあるんだと思う。私もそう思って悩んでいた時期がありました。

そしてもう一人あなたと同じように悩んでる人がいます。

それは当事者であるお子さん自身。

お子さん自身も、みんなが当たり前のように通っている学校に行けていない現実に不安になっています。将来への不安も強いし、自分を責める気持ちも強い。

「これからどうなるんだろう。」と途方に暮れてしまう時もあるんじゃないかなと。不安が強かったり、怖い気持ちが強いと、人は動けなくなってしまうんです。動かない方が傷つかないし安全ですから。

これが書けるのは私もそういう「動けない体験」をしているんです。今までは行動することができない私をずっと「自分が弱いからだ」「自分が価値のない人間だから」「怠慢な人間だ」と思い込んで批判していました。でも、そうではなかった。本当は傷つくのが怖かった、安心、安全を十分に感じることができていなかっただけ。そんな体験から、学校に行けなくて家にいる子、ゲームをしている子はダメな子じゃないし、弱いからでもない。何かがあるから今はそうしているだけと、私は思います。

だからとことん今を認めてあげてほしい。お子さんが安心、安全を感じられるようにしてあげてください。「生ぬるい環境にいたら自立できなくなる。」「何にもしなくてもご飯が食べられる環境にいたらずっとその状況が続く」というのは幻想です。本当の意味で安心、安全を感じられたら前進します。だって人間は成長するのが自然な姿だから。自立の前には十分な甘えがあってこそです。そしてその自立も一人の力で生きていくことが自立じゃありません。自立とは周囲の人に迷惑をけながら生きていく。おかげさまで生きていく。これが本当の自立だと私は感じています。

そしてお子さんを認めるために一番大事なのはあなた自身を認めること。例えば、ついお子さんを責めて後悔しそうになったら、「しょーがないよねー」「やっちゃったね☆」「よしよし」なんて言ったりして自分を見守る。

やらかしちゃうあなたも私もそういうところだって可愛いくて愛される一部分です。

最後にそうは言っても親であれば不安にもなります。そこでひきこもりの方にとったアンケートで、いつからひきこもりになりましたか?というものを簡単にご紹介します。そのアンケートで「不登校」と答えたのは小中高合わせても8%です。

ですから安心というのは多少違うとは思いますが、不登校=ひきこもりと一直線上に結びつけてしまうのもどうなのかなと考えています。

世間から刷り込まれたイメージ、あまり現実的ではないものに意識を向けてどんどん不安になることはできますが、今を大切にして目の前のお子さん、そしてあなた自身としっかり関わるということを選んでもいいのではないでしょうか。


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「お母さん、一緒に学校行こう」
小学一年生の娘が夏休み明けに私に言ったこの一言から全ては始まりました。

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萩野和美プロフィール

不登校からの脱出カウンセラー

幼い頃から対人関係に悩む
26歳の時に鬱病になるが、カウンセリングを通して克服。

不登校という問題から抜け出すために4年間を要す。
その間、悩みすぎてメンタルの不調をきたしパニックになり、普通の日常生活を送ることさえ困難な日々がを過ごす。
心身に不調をきたしては、不登校という問題に対しても視野が狭くなり最善の選択を取ることが困難な時期を過ごす。

全肯定カウンセリングに出会いカウンセリングの手法を学ぶ。

現在は不登校という問題から抜け出し、自身と同じように長期間不登校という問題で悩み、体調を崩すことなくんでいる人へのカウンセリングを提供している。

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