安心できる環境をつくるということ

安心できる環境にいると、人は自然と満たされて、日常の中で幸せを思う存分感じられるようになります。
一方で、安心できない環境にいると、不安や心配が頭から離れず、周りのことを考えすぎて疲れてしまったり、我慢や焦りが積み重なっていきます。
ガマンや焦りが積み重なって不満が胸の中に溢れている状態は、カラーバス効果というものが働いて、不満だ!という情報をたくさん発見できてしまいます。
家でゲームをしている、勉強しない子ども、不登校のことを分かってくれない夫。
どんどん不満が発見できて、苛立ちを溜め込んでしまうという悪循環が起きていきます。
「周りが何とかなってくれればいいのに」
「もっと私を大切にしてよ!」
私は何度も心の中でそう感じていました。
でも、相手を変えようとしてもうまくいかないことは、これまでの経験で何度も感じてきました。
夫や子どもはいくら言っても変わらない。
家事も仕事も、不登校のことも必死に頑張っているのに、
「どうして夫は分かってくれないんだろう」
「こんなに子どもの話を聞いているのに、どうして学校に行くと言ってくれないんだろう」
そんな思いで苦しくなっていました。
その場所にいる限り、つらいスパイラルからは抜け出せません。
今まで家族のために自分のことは二の次、三の次で頑張ってきたあなただからこそ、私がそこから抜け出してきた方法をお伝えしたいと思っています。
安心できない状態は「自分の中」から整えられる
安心できない、幸せを感じられない状態は、実は自分自身の中で整えていくことができます。
周りを頑張って変えていく必要はないんです。
その方法が、「愛のサイクルを循環させること」です。
愛のサイクルって何それ?って思いますよね。
でもとても大切な話ですのでこの先も読んでみてくださいね。
愛のサイクルは、
・受け取る(愛されたい)
・与える(愛したい)
・自分を愛する
この3つから成り立っています。
この3つをバランスよく回すことで、
安心感や満たされた感覚が、
外側からではなく自分の内側から湧いてくるようになります。
不満や、焦り、孤独、苛立ちなどを感じることが多い場合、このサイクルのどこかに偏りが出ています。
・「与える」(不登校でいうと、子どものためにアドバイスしたり、不登校の情報を調べたりなどです)ことが多い。
与えることが多いと「受け取る」や「自分を愛する」に滞りが起きて、自分の中の愛が枯渇して疲れ果ててしまいます。そのため「こんなに頑張っているのに報われない」「周りは私を大切にしてくれない」「もう何もかも捨ててしまいたい」
と感じやすくなります。
・受け取る(相手に何かしてもらう)ことに偏る。
もっと、もっとと相手に要求することが多くなって、相手との関係に溝ができてしまいます。
・「自分を愛する」ことに偏る。
自分を愛するのはとても大切ですが偏りすぎると、自己中心的になっていきます。
偏りが出ている愛のサイクルを正常に循環させるためのワークをご紹介します。
愛のサイクルを回すワーク
このワークは偏りが出てしまった愛のサイクルをまずは自分の中から循環させていくものです。
日常の中で、少しずつ「愛のサイクルを回すワーク」を試してみてください。
① 自分の中に「小さなお姫様」がいると想像します。
そのお姫様が今、何を望んでいるのか、
何を叶えてほしいと思っているのかを聞いてみてください。
② できる範囲で、その願いを叶えてあげます。
③ 叶えてあげたら、その喜びをしっかり受け取ります。
④ 受け取ったら、
叶えてくれた自分自身に「ありがとう」と伝えます。
これを続けていくと、
少しずつ心が満たされ、
安心感が育ち、幸せを感じやすくなっていきます。
満たされた状態は日常を変えていく
自分を愛し、内側が満たされてくると、夫や子どもへの関わり方が変わってきます。
以前は、自分の中が枯渇した状態で、無理やり愛を引っ張り出して与えていたかもしれません。
むりやり愛を引っ張り出していると、見返りを求めたくなったり、「どうして分かってくれないの?」と怒りや悲しさ、孤独を感じやすくなります。
でも、自分の中で愛が循環している状態で与えると、見返りを求めなくなり、相手を監視するような関わりも減っていきます。
すると不思議と、相手がくれていた愛にも気づけるようになります。
それは、自分が思っていた形ではなかったかもしれない。
でも確かに、「こんなふうに愛してくれていたんだな」
と感じられるようになるのです。
受け取る、与える、自分を愛する。
この愛のサイクルが回り始めると、日常の感じ方そのものが変わっていきます。
ぜひ、できるところから試してみてください。



