不登校は将来絶望的?
「不登校になったら将来どうなるの?」「見守るっていうけど、そしたらずっと学校には行かないんじゃないの?」「家でずっとゲームしていたらこの生活が永遠に続いて子どもがおじさんの年齢になっても私が面倒見なきゃいけないんじゃないの?」
これは、私が過去に感じていたことです。学校に行かないことで世の中のレールから外れてしまうんじゃないか。外れたらもう戻れないような怖さがありました。
でも、それは自分の中の恐怖が見せている得体の知れないものへの怖さです。実際に不登校だった人の中にはフリースクールで働いて自分の人生を楽しんでいる人もいるし、整体師さんになって大活躍している人もいるし、会社を経営している人もいます。バイト先で認められその仕事も大好きで社員に登用された人もいます。
みんな共通するのは自分の人生を楽しく生きている、ということ。不登校だからといって人生がめちゃくちゃになると結びつけてしまうのはどうかなって思います。
人生を左右する重要なポイントは「不登校だったから」ではありません。不登校で何ヶ月何年過ごしていたとしても心の傷が回復すればその後の人生は大きく変化していきます。反対に優等生であっても普通に登校できていた人でもずっと我慢していたり無理をしていていた人はどこかのタイミングで生きづらくなり動けなくなる人もいます。
大切なのは「心の怪我が回復しているかどうか」です。社会も多様になっていて、働き方も多様です。生き方もたくさんの選択肢が生まれました。自分らしく幸せに生きることができる時代に必要なのは、自分自身がどう生きたいかを大枠でもわかっていることだったり、自分自身の気持ちがちゃんとわかっていることです。
不登校の将来が絶望的なんていうことはありません。だからこそ今はゆっくりこの期間を大切に過ごしていきましょうね。
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「お母さん、一緒に学校行こう」
小学一年生の娘が夏休み明けに私に言ったこの一言から全ては始まりました。
萩野和美プロフィール
不登校からの脱出カウンセラー
幼い頃から対人関係に悩む
26歳の時に鬱病になるが、カウンセリングを通して克服。
不登校という問題から抜け出すために4年間を要す。
その間、悩みすぎてメンタルの不調をきたしパニックになり、普通の日常生活を送ることさえ困難な日々がを過ごす。
心身に不調をきたしては、不登校という問題に対しても視野が狭くなり最善の選択を取ることが困難な時期を過ごす。
全肯定カウンセリングに出会いカウンセリングの手法を学ぶ。
現在は不登校という問題から抜け出し、自身と同じように長期間不登校という問題で悩み、体調を崩すことなくんでいる人へのカウンセリングを提供している。