すぐに不機嫌になる子どもと、穏やかに話ができる関係になる方法

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【あらすじ】先生にも、母親にも、気に入らないことがあると態度が急に悪くなる娘。何を言っても、のらりくらりとかわされ、しつこく聞けば部屋に閉じこもってしまう。「困っていることは、何だと思いますか」その問いに、彼女は「娘とちゃんと話ができなくて困っています」と言った。

気に入らないことがあると、たとえ先生であっても態度が急に変わる姿を横目で見て腹が立つ。
不機嫌な人が昔から何となく嫌で、子どもの機嫌をとりながら生活している。
そんな緊張感の中で過ごしていないでしょうか。

「言い方を変えれば、うまくいくかもしれない」
「刺激しない方がいいかもしれない」
そう思ってさまざまな言葉を試してきたり、距離をおいたりしてこられたと思います。

それでも、子どもの機嫌が悪くなることが頻繁にあってなくなることがない。

私自身、子どもの不登校を7年以上経験し、同じように子どもの態度が悪くなること、怒り出すことに神経をすり減らしていました。

子どもが気分のままに怒る。
私は子どもの機嫌を取る。
機嫌をとってもイライラするから小言が多くなって、ヒートアップしてお互いに言い合いになる。

そんな関係から、子どもが穏やかになって、ネガティブなことでもちゃんとお互いの気持ちを伝えあえるーー。

そんなやりとりができるようになったのは相手がどんな状態であっても「そんな時があってもいい」と思えることで、態度の急変に振り回されることがなくなり、「話し合いができることも、できないことも、どっちもあっていい。」

と感じられるようになったから。

穏やかなに話し合える関係性を作るために本当に必要なのは、伝え方や気を遣うことでもなく、強い主導権を発揮することではありません。

この記事を読むと、態度が悪くなるたびに動揺してしまう状態から、少しずつ抜け出すヒントがわかります。
子どもの反応に一喜一憂せず、自分の軸を保ったまま頑張らずにあなたにあった関わりを続けられるようになります。

悩み事解決のために課題を分ける

都合が悪くなったり、重要な話をしようとする時、すぐに態度が悪くなってまともに話ができない状態から、穏やかに話し合いができるようになるために、お子さんとお母さんそれぞれの課題を見ていきましょう。

Aさん

私の課題と子どもの課題....。

カウンセラー

そうです。お母さんの課題とお子さんの課題を分けて整理していくと、解決までの道筋が見えてくるんです。

すぐに怒り出すお子さんの中で起こっている心の仕組み

都合が悪くなったり、重要な話をしようとする時、すぐに態度が悪くなってまともに話ができない場合、その原因は自己肯定感の低下にあります。

自分にダメ出しをたくさんしている状態、ダメ出しのコップがあるとすれば、そのコップから水がこぼれるぐらい、自己否定でいっぱいいっぱいの状態。

また、ダメだと思っている自分を感じたくないため、必死に頑張ってダメな自分に抗う、何とかして自分に価値を見出そうとすることも自己肯定感が低下してくると起きる特徴の一つです。

なので、先生や親から否定されると感じると、コップが溢れてしまい、耐えられなくなるので不機嫌な態度を取ることで責められないように自分を守っています。

このような状態の場合、例えば「ちょっと話したいんだけど...。」と言ったり、「先生」など些細な言葉も「自分が責められる」と自動変換して怒り出してしまうことがあります。

カウンセラー

例えば私は「今日のおかず、これだけ?」と言われた時に「責められている」と自動変換してイラッとしていたことがあります。

Aさん

わかります!私もそれ聞いたらイラッとします。

ちゃんと大切な話ができる土台を作るには、自己否定にたまっているコップの水を減らして、周囲の言葉を聞く心の余裕と周囲の言葉を自分の中に取り込むのか取り込まないのかを選択する力が大切です。

お子さんにできること

日々の挨拶や雑談などをしながら、自己否定のコップの水を減らしていきます。

話し合いができでも、できなくてもいい。
不機嫌であってもいい。

今のお子さんの状態を「そんな時があってもいい」と認めてあげられることで、自己否定のコップの水は少しづつ減っていきます。

親ができること①

お母さんにできることの一つは、お子さんの中にある自己否定のコップの水を減らしてあげること。

Aさん

そう思って、色々と声掛けをしていますが、一向に子どもはよくならないんです。

カウンセラー

そうですよね。私もそこでずっと悩んでいました。
実はお子さんの心の傷を癒そうと頑張らなくていいんです。

お子さんの中にある、自己否定のコップの水を減らしていくことができるのは、

「機嫌が悪い時もあるよね」「話せない時もあるよね」

そんな相手の状態を認める言葉や姿勢。

でも、相手を認める言葉は心からそう思っていないと相手には伝わらないのが厄介なところ。
つまり、言葉で「機嫌が悪い時もあるよね」と言っても、心で違うことを思っていると言葉よりも心で感じていることの方が相手には伝わってしまいます。

そして、相手のそのままの状態を認めるには、あなた自身の状態を日々認めていくことから始まります。

あなたが腹が立った時
悲しくなった時
怖い思いをした時
嬉しい時
サボりたい時

日常で湧いてきた感情をそのまま「あ〜、いま私はこんな気持ちなんだ」と認めてあげます。

またこんな言葉も口に出して言ってみてください。

「ちゃんと話し合いができても、できなくてもいい」

口に出した時に、いろいろな気持ちが湧いてくるかも知れません。
湧いてきた気持ちを「あー、私はこんな感じが湧いてくるんだなあ」と浸りながら、口に出します。

これを、何回か思いつくたびに言うと、少しづつ気持ちに変化が出てきます。

親ができること②一貫性を保つための軸を作る

自分のどんな状態もどんな気持ちも認めてあげられるようになった。
お子さんの状態も少しづつ認める余裕が出てきた。

次はご自身が子育てで大切にしていること、大切にしていきたいことを思い出していきます。

世の中に溢れる情報ではなく、あなた自身が「誰が何と言おうと私が子育てで大事にしたいことはこれ!」というものを見つけます。

「誰が何と言おうと私が子育てで大事にしたいことはこれ!」というものが、一貫性を保つための軸になっていきます。

この軸がお子さんと接する上で全ての判断基準になっていきます。

例えば、私の子育ての軸は「子どもが自分で判断して行動する」これを大切にしています。

軸があることのメリットとは

軸が定まっていることで、その場その場で「今、何が必要か」を、感情に振り回されずに選べるようになります。

態度が悪くなっているときに、深追いせず距離をとるのも、後から子どもが本音を話し始めたときに、しっかり耳を傾けるのも、実は同じ一つの基準——自分で決めた「こう関わりたい」という軸から来ています。

軸があるメリット

  • 子どもの些細な言動に振り回されず、どっしり構えていられる
  • 長い視点で出来事を捉えて、焦らず対応できる
  • 周囲の意見や感情に左右されず、自分の時間や気持ちを大切にできる
  • 信じて見守れるから、余計な口出しをしなくなる
  • 親が安定していると、子どもの不安も和らいでいく
  • 情報があふれていても、自分の軸で必要なものだけ受け取れる

軸がないデメリット

  • 子どもの些細な言動に振り回されて、自分まで不安定になる
  • 「早くなんとかしなきゃ」と焦って、逆効果な対応をしてしまう
  • 周囲の意見や感情に左右されて、自分の時間や気持ちがすり減っていく
  • 良かれと思って、つい口を出しすぎてしまう
  • 親の不安が伝わって、子どもの不安も大きくなる
  • 情報があふれていても、自分の軸で必要なものだけ受け取れる

軸が定まっていると、場面ごとの対応は変わっても、その根っこにある姿勢は変わりません。
子どもからすると、「態度によって、お母さんの本質が変わらない」という安心感が育っていきます。
あなたが子育てで大切にしたいもの。
譲れないもの。

それとあなたに合った無理のない関わり方を見つけられると、「誰に何と言われても、私はこの接し方がいい!」と自信を持って言えるので、周りの情報に左右されなくなりますし、自分で「これがいい」と決められているので子どもへの対応でブレることが少なくなります。

軸のある関わり方はお子さんにも安心感が与えられます。

Aさん

「私はこの関わり方がいい」というのが間違っていたらどうしますか?

カウンセラー

不安になりますよね。でもその不安は別のところから来ていることが多いんです。

自分の軸に自信が持てない時に起こっている心の仕組み

今回のお子さんとの関わり方以外にも、仕事をしているときや、旦那さんと会話をしている時など、いろいろな場面で自分の考えに自信が持てない、不登校にしても、「見守っていて本当に大丈夫なのか」と不安になり絶対的に正しい答えがあるのではないかと感じて、その「正しい」答えを探し続けてしまう。

「この方法で大丈夫なのか」自分の考えに自信が持てない時、方法や自分の考えが正しいかどうかは問題ではないことがほとんどです。

自分の人生を振り返って、自分の意見や考えに自信が持てない思いを抱いたことが多いなと思うならそれは心の仕組みーー自己肯定感からきています。


自分が選択したもの自信が持てない時の「本当の課題」が気になる方はこちらの記事を読んでみてください。

まとめ

都合が悪くなったり、少し大切な話をすると怒り出すお子さんと穏やかに話ができるようになるために。

少しづつ、あなたの生活の中に取り入れていってみてください。

もし、行動していく中でわからないことがあったり、つまづくことがあれば「和みおしゃべり会」を月に一度開催していますので、ぜひご参加くださいね!

手に入れた情報や知識は実際に使ってみて、うまくいかないところをアウトプットすることで、学びになって現実の変化も進んでいきますよ。

毎日がんばっているあなたを応援しています。

次回開催
9月24日(木)
昼の部 10時-12時
夜の部 20時-22時