「見守り」は「突き放す」とどう違うのか。

読了目安:約3分(1470文字)

【この記事について】「見守る」が「突き放す」ことになっていないか不安。でも「突き放す」と「見守る」は実際に大きく違います。その違いを説明します。

「見守る」と「突き放す」は同じ?

何もしないでただ見守っていたら、それは子どものことを突き放しているんじゃないか。

見守りは突き放しであり放置ではないのか....。

そんな不安がよぎったことはありませんか。

「見守る」はシンプルな言葉すぎて、何をしたらいいのかわからないし、自分のやっていることがあっているのかどうか不安になりますよね。

今回は「見守り」と「突き放す」ことの違いについて書いていきます。

「突き放す」とは

実際に、「見守り」と「突き放す」についての違いを見ていきましょう。

「突き放す」の心理状態としては

「関わって傷つくくらいなら、関わらないほうがいい」という自己防衛

「もう私にできることはない」という諦め

「これ以上頑張れない」という燃え尽き

があります。
なんとかしようと頑張ってこられて、それでもどうにもできない八方塞がりな状態が続いたり、誰の助けも得られない、身近な人と対立して溝ができてしまう時に起こります。

行動に出るものとしては、

同じ空間にいても、意識的に関わりを最小限にする

部屋のドアの前で「入ろうか」と思っても、通り過ぎる

誘いかけ(散歩や食事など)を、自分から一切しなくなる

子どもの変化(髪型、体調、表情)に気づいても、あえて触れない

一例としてこのようなものが挙げられます。

「見守り」とは

見守りの心理状態としては

「この子には、自分で立ち上がる力がある」という信頼がある

「今できることをやっている」という手応えがある

不安がゼロではなくても、それに飲み込まれずに待っていられる

こういった心理状態があるため、行動に出てくるものとしては、

同じ空間にいる時、無理に話しかけなくても、そばにいることに緊張がない

「おはよう」の挨拶がリラックスして言えている。

誘いかけて反応がなくても、「誘ってもいい」という選択肢は自分の中に残っていて、誘いたいときに誘える。

不安や焦りが少ないために、子どもとの雑談を楽しめる。

などがあります。

「見守る」と「突き放す」の違い

「突き放し」は心のどこかで恐れや疲弊から、お子さんから逃げるように距離をとっている状態。

「見守り」は信頼を土台にしていて、お子さんとの会話も距離の取り方も、不安や焦りが少なく優しい空気感で接しています。

不安や焦りが少ないから、お子さんがゲームの話や推し活の話をしていても、自然と話せる。

これが「見守り」と「突き放す」ことの違いです。

今、お子さんを見守っていて、笑顔で話せる場面があるならそのまま自信を持って続けてください。

突き放しているかもと感じられた方、私も突き放していた時期がありました。
突き放しはそれ自体を悪いことをしていると判断しないであげてくださいね。
あなた自身がお子さんのために、誰よりも頑張ってきた証でもあります。

どうかご自身の今までの頑張りをたくさん労ってあげてくださいね。

FAQ(よくある質問)

何も言わずに距離を取っているだけで、突き放していることになりませんか?

「何も言わない」というのは、お互いプレッシャーを感じるかもしれないので、挨拶や、雑談など交わした方がいいです。

見守っているけど、このままでいいのか不安です。

挨拶をしていたり、お子さんとの会話ができていれば自信を持って続けてください。不安になる場合は、なぜ不安なのか、何が不安なのかをたくさん書き出してみると、不安の正体が見えてきます。


もし色々手を尽くしても解決しないなら
こちらを読んでみてください。