【不登校】お子さんが自発的に動き出すシンプルな方法

【この記事について】
「私が何も言わないと動かない」言えばいうほど子どもが動かなくなる。世間では「不登校は甘え」「楽ばかりしていたら、社会人としてやっていけない」そんな声に押しつぶされ、不登校のお子さんの関わりが苦しくなっていませんか。
実は「不登校は甘え」「楽ばかりしていたら、社会人としてやっていけない」というのは社会的な思い込みです。
この記事を読むことで、なぜ言えばいうほど動かなくなるのか、その仕組みと自発的な行動の循環を起こすためにはどうしたらいいかがわかります。
言えばいうほど動かなくなる心の仕組み
私は昔、子どもの将来のためにと考えて、過干渉がとても多かったです。
当時は過干渉していることにも気づけていなくて、子どもが何をするにも私に許可を取ったり、「これしてもいい?」と聞いてきたりするのをみて、子どもが動かないという事態に直面しました。
なぜ指示を出せば出すほど、子どもは動かなくなっていくのでしょうか。
そこには心の仕組みがちゃんと働いています。
その仕組みを見ていく前に「考えない」「動かない」人の特徴を解説していきます。
自分で考えない人の特徴
- ・自分で決められない(決断力がない)
- ・自分の意見がない
- ・自分の意見を求められるとパニックになる
- ・考えられなくて感情的になる(キレる、泣く)
- ・結論が出せない
- ・「わからない」が口癖
- ・頭が悪い....
- ・考えようとすると他のことが気になる
- ・どうでもいいことばかり堂々巡りして考えている
こんな特徴があり、他人の意見に流されやすかったり、ぼーっとしていることがあります。

私も人に流されやすかったり、他人の意見を優先することがあります。

そうなんですね。それは性格の問題ではなく、実は潜在意識にある思い込み(前提)から影響を受けているんです。
それでは次に、行動できない人の特徴を見ていきます。
行動できない人の特徴
- ・行動力がない
- ・自分で行動すると怖い、罪悪感がある
- ・やりたいことがわからない
- ・できない、やらない言い訳ばかりする
- ・何事も「自分にはできない」という感覚が強い
- ・「これでいいですか?」と目上の人などに確認しないと不安
- ・行動力があるがほとんど失敗する
- ・行動しているのにうまくいかない
- ・見当違いの努力が多い
こんな特徴があります。
できない、やらない言い訳ばかりするのは、その人自身の問題として非難されることが一般的ですが実は、できない、やらない言い訳ばかりする背景には、「行動しない方がいい」という思い込み(前提)が潜在意識の中にあります。
思い込みを持った背景
「自分で考えない」「行動しない方がいい」という思い込みは6歳ごろまでの幼少期の体験や周囲の環境を通して、潜在意識に蓄積されていき、「思い込み(前提)」となって現実の行動に影響を与えています。
「自分で考えない方がいい」
「行動しない方がいい」
という思い込みが出来上がる環境としては、
- ・過保護過干渉
- ・親の言う通りにしないと怒られた。
- ・自分のカンがよく当たった。
- ・自分の考えを述べると親に馬鹿にされたり、無視された。
- ・不安が強い親、心配性の親が子どもの行動に耐えられず、あれこれ制限していた
- ・失敗すると怒られた
- ・自発的に行動するととにかく怒られた
- ・「一度失敗すると取り返しがつかない」と言われたりそんな環境があった
- ・やりたいことをやらせてもらえず、やりたい気持ちを抑えてしまった
- ・いじめなどで身動きを取れなくなったトラウマ...
などがあります。

私も子どもにやってしまっていました...。
ショックです。

私もたくさんやってましたよ。
みんな大なり小なりあるものです。
正論を言う人の心の仕組み
「考えない方がいい」と「行動しない方がいい」という思い込みは、実は自己肯定感の低下からきています。
そして世間で「不登校は甘え」「楽ばかりしていたら、社会人としてやっていけない」と主張している人たちは、根っこには同じように自己肯定感が低下していて、
その逆転反応として、行動的だったり、たくさん努力をしていたり、結果を出しています。
だけども、根底には「自分には価値がない」
という思いがあってそこに、あらがって行動していたり、頑張っているため、楽なことをして休んでいるように見える不登校のお子さんたちを見ると心が反応して、「不登校は甘え」「楽ばかりしていたら、社会人としてやっていけない」と主張しています。
>>自己肯定感の逆転反応についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
一見正論で、こちらの気持ちが揺さぶれますが、「不登校は甘え」「楽ばかりしていたら、社会人としてやっていけない」は絶対の真実ではありません。
自発的な行動を生む仕組み
自分で考えたり、行動することができない人の特徴やその背景を今まで解説しました。
自分で考えたり、行動できない人はその人の性格に問題があるわけでも、怠けている人でもありません。
自分で考えることができない、行動することができないという思い込み(前提)が潜在意識の中にあることで、行動や思考に影響を与えています。
ではどうしたら、その思い込みを変えていくことができるのか。
具体的な方法をお伝えします。
その方法はとてもシンプルです。
日々の挨拶や雑談を楽しんだり、お子さんが自然にしていることを「〜やってるね」と認める。
お子さんが自然にしていることに興味、関心を向けていくこと、できる限りの範囲で応援する。
>>【不登校の見守り】実践方法と4つの注意点で不登校の回復時期に合わせた関わり方もご覧いただけます。
お子さんが好きなことに夢中になることは、自分で考えて選択して結果が出る。こういった自己選択のプロセスが含まれていて、お子さんが選択してやった事に対して、興味を持ってもらえたり、感心されたり、喜ばれることで、さらに自分の行動や選択に自信を持つことができます。
自分で選択して行動→認められる→自信がつく、自己肯定感が戻る→さらに行動したくなる好循環に徐々に入っていきます。

この循環が回っていくと、お子さんが抱えている学校に行けないことへの罪悪感や同年代のお子さんと同じことができない自己否定などの気持ちが和らいで、脳や心に余白が生まれ、その余白が将来のことを考えるためのスペースになっていきます。
まとめ
お子さんが自分で考えたり、行動できなていないのは、お子さん自身の性格の問題などではなく、「考えない方がいい」「行動しない方がいい」といった潜在意識の思い込みによる影響を受けています。
その影響を減らすためには、今お子さんが自然にしていることを認め、興味や関心を持って話を聞いたり、日々の挨拶や雑談をすることが大切です。
FAQ(よくある質問)
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なぜ、口を出せば出すほど子どもは動かなくなるのでしょうか?
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お子さんの潜在意識には「自分で考えない方がいい」「行動しない方がいい」という思い込みがあり、これが幼少期の過干渉や失敗を怒られた経験などから形成されます。指示や口出しが増えるほど、この思い込みが強化され、失敗を恐れ動かなくなっていきます。
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「不登校は甘え」という周りの声に、どう向き合えばいいですか?
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そう主張する人たちも根っこには自己肯定感の低下を抱え、その反動として行動的にふるまっているケースが多くあります。決して絶対の真実ではないので、その言葉に振り回される必要はありません。
「不登校は甘え」と言った言葉がずっと引っかかったり、動揺してしまう時は、あなた自身と向き合うと、周囲の声に影響を受けなくなっていきます。
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子どもが自発的に動き出すために、親には具体的に何ができますか?
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日々の挨拶や雑談を大切にしながら、お子さんが自然にしていることに興味・関心を持ち、「〜やってるね」と認めてあげることです。これが「自己選択→認められる→自信がつく→さらに行動したくなる」という好循環につながります。
もし色々手を尽くしても解決しないなら
こちらを読んでみてください。


