自己肯定感とは|母親の自己肯定感向上編

【この記事について】
うちの子どもが不登校になった。
「どうしたら、周りの子どもみたいに自信持ってくれるだろう」
自分の子どもが不登校になった時、「どうしたらいいんだろう」と情報を集める中で「自己肯定感」と言う言葉を聞いたり、目にすることが多い方もいるのではないでしょうか。
この記事では、
【お子さんの自己肯定感を戻す方法】と【お子さんの自己肯定感を戻すために行動しているがうまくいかない】
この2つの側面から具体的に何をすればいいかまでを詳しく解説します。
不登校と自己肯定感の関係
まず初めに、自己肯定感は私たちの人生に大きな影響を及ぼしています。
仕事の選び方、仕事先の人間関係、夫婦の関係性、そしてお子さんとの関わり方、そしてお子さんにとっては学校への向き合い方、学校での友人関係などその影響は多岐に渡ります。
お子さんの自己肯定感が低下していると、「自分は何をやってもダメ」「どうせ何をやってもうまくいかない」「人が怖い」など自己否定の気持ちが強かったり、劣等感を抱えています。
そのため、以下のような不安や恐怖を学校では抱えることが多いです。
・対人関係の不安
少しの笑い声で自分が笑われていると思い込む。
みんなと違うことを過度に恐れる。
「嫌われたら嫌だ」と言う思いが強く、普段とは違う自分を演じ続け、疲れる。
他人の評価を過度に気にする。
・学習面での不安
長く学校に行っていないことで、他のお子さんよりもできない。
「もう手遅れ」と感じ気分が落ち込み何もできなくなる。
・失敗することの恐怖
他人の失敗も自分の失敗も許すことができず、失敗することを恐れ行動できなくなってしまう。

私の子どもも、ちょっとした友達からの言葉でよく落ち込んでいたり、悩んでました。

そうですよね。実はこれらは誰にでもあることなんですよね。
不登校になることと周囲の環境でさらに自己肯定感は下がっていく
朝「お腹が痛い」と訴えたり、子どもを学校に送ることが多くなったりしていき、遅刻や休みが多くなる。
お子さんの気持ちに共感していたとしても不登校になってしまう。
不登校になった時、お子さんの中では「学校へ行けないことへの無力感」や「親に対する申し訳ない気持ち」、「同年代の子供と同じことができないことへの自己否定」などが加わり、さらに自己肯定感が低下していく悪循環が始まります。
脳や心をコップに例えると、自己否定や罪悪感や不安で溢れています。

自己肯定感が低下しているところに、不登校になることでさらに自分自身を責めたり、周りからの追うレッシャーによって自己肯定感の低下を強化してしまいます。

「見守り」が不登校の対応で推奨されているのは、見守ることでお子さんの心や脳にある「自己否定」や「罪悪感」「不安」「恐怖」などの感情を減らしていく効果があるからです。
>>具体的な見守り方法についてはこちらの記事をご覧ください。
自己肯定感とは
具体的にお子さんの自己肯定感を戻す方法の前に、ここでは実際に自己肯定感とはどんなものかを解説していきます。
私たちが元に戻したい、または上げたいと思っている自己肯定感は一体どんなものでしょうか。
そもそも「自己肯定感とは何か」ここが分かっていないと、どんなに自己肯定感を上げるために頑張っても見当違いなことをしていて、かえって自己肯定感を下げる行為をしてしまいます。
自己肯定感とは、自分の長所も欠点も全て無条件に肯定し、何ができてもできなくても、他人からの評価も関係なく「自分は価値がある存在」と感じられる「感覚」です。
自己肯定感を上げるとは「自分はそのままで価値がある」と感じられる「感覚」をあげることです。

>>もっと自己肯定感について深く学びたい方はこちらをご覧ください。
自己肯定感のあげ方
自己肯定感を上げることで、周囲の人からの扱いも周囲への態度も、勉強、恋愛、仕事さまざまな分野でいい影響が出て幸福度も上がっていきます。
そんな自己肯定感の具体的な上げ方は
・家庭を安心安全な環境にしていく
家の中でケンカが絶えず起こっていたり、ピリピリするような空気感はありませ
んか。
・結果よりもプロセスを認める
例えばテストの場合。
テストを受けて出た結果よりも、その過程を認めます。
「ずっと学校に行ってないのにテストを受けようと思ったことがすごいよ」
「あんなにたくさんの問題があるのに、最後まで取り組んだんだね」
結果がどうであれ、そこに取り組んだ過程を認められることで、お子さん自身が自分の行動を認められるようになりますし、自信を育むことに繋がります。
・子どもの意見や感情を尊重する
「学校に行きたくない」この気持ちにいい悪いはありません。親御さんの余裕がないと、「どうして?」「何があったの?」と問い詰めてしまうこともありますが、なるべく、お子さんの気持ちを尊重します。
「学校に行きたくない」
「学校が怖い」
そんな気持ちを認めてもらうことで、安心感が育まれ、信頼関係も築けます。
・今のお子さんを肯定する
何も条件をつけないで今のお子さんを肯定する。これは、何か特別な言葉をかけると言うわけではなく、日々の挨拶や日常の雑談をすることで、お子さんのありのままを肯定することに繋がります。

これをやったことがあるんですけど、中々うまくいかないんです。子どもは荒れているままで...。

そうですよね。自己肯定感を上げる方法は、よく言われていることで、みなさんよく知っているのに、なぜうまくいかないのか解説しますね。
一般的な自己肯定感を上げる方法を試しても変化しない理由
子どもの自己肯定感を上げようと、
・ありのままの子どもを認めてる。
・結果よりもプロセスを認めてる。
・学校を休むことを許してる。
なのに何も変化しない。
相変わらず昼夜逆転はしているし、学校に行く気配もない。
こんな風に、自己肯定感を高める関わりをしているにも関わらず、現実が変わらなくて、我慢できなくなった時にこちらの怒りが爆発する。
と言う経験を私はしてきました。
子どもの自己肯定感を上げようとしてるのに、うまくいかない背景にはあなた自身の「我慢、頑張り」「心の状態」が深く関係しています。
たとえばこんな風に思っていませんか?
・子どものありのままを認めなきゃいけない
・子どもの気持ちを聞かなきゃいけない
・このままじゃいけない
・また怒ってしまった
・ちゃんと子どもの話を聞いてあげることができない
・こんなことをしてて本当に大丈夫なんだろうか
・「自己肯定感を上げたら学校へ行くだろう」という思いから行動している
「〇〇するべき」といった「べき思考」はお母さんやお子さん自身にも「〜しないといけないのに、できない」といったストレスが溜まります。
また、「このままじゃいけない」と本当は学校にいけないお子さんに対して憤りや不安を感じているのに、そこに蓋をしてしまうことで、自分の気持ちの我慢につながってしまいます。
また「子どものありのままを認めたら学校に行く」という思いでテクニックを使ってしまうと、お子さんはその違和感に気づきます。
お子さんの自己肯定感を戻すためには、お母さんの心の状態が結果を左右するほど大切なんです。
お子さんの自己肯定感を戻そうと頑張っても状況が変わらない場合は、まずお母さん自身の心の状態と向き合う方ことが結果的にお子さんの自己肯定感を戻すことにも繋がります。

>>お子さんだけでなくお母さん自身の自己肯定感を上げたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
この記事でお伝えしたことは、次の3つです。
・不登校になると、お子さんの自己肯定感は下がりやすい
「学校に行けない無力感」や「親への申し訳なさ」が重なって、悪循環になりやすいです。
・自己肯定感とは「自分はそのままで価値がある」と感じられる感覚
上げるためには、家庭の安心安全、プロセスを認めること、気持ちの尊重、今のお子さんをそのまま肯定することが大切です。
・やっているのに変わらないときは、お母さん自身の心の状態に目を向けてみる
「〜しなきゃ」という思いや、我慢して蓋をした気持ちがあると、お子さんはその違和感を感じ取ります。
頑張っているのに変わらないのは、あなたのやり方が悪いからではありません。まずはお母さん自身の心を大切にすることが、お子さんの自己肯定感を戻す近道になります。
FAQ(よくある質問)
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自己肯定感を上げる関わりをしているのに、子どもが全然変わりません。何が足りないのでしょうか?
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足りないのではなく、「変えよう」「直さないといけない」という思いが関わりの中に入っている可能性があります。
「認めたら学校に行くはず」という期待があると、お子さんはその違和感に気づきます。
まずはお母さん自身の「このままじゃいけない」という気持ちに気づくことから始めてみてください。
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子どもを認めなきゃと思うのに、つい怒ってしまいます。自己肯定感を下げていますか?
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怒ってしまうこと自体は、多くのお母さんが経験することです。
それだけ我慢や頑張りが溜まっているサインなので、自分を責めなくて大丈夫。怒りの背景にあるお母さん自身の気持ちに向き合うほうが、結果的にお子さんとの関係も安定していきます。
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自己肯定感を上げる声かけは、何を言えばいいですか?
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特別な言葉は必要ありません。挨拶や日常の雑談など、条件をつけずにふつうに関わることが「そのままのあなたでいい」というメッセージになります。
何かに取り組んだときは、結果よりも「やってみようと思ったこと」「行動したこと」を認めてあげてください。



