不登校の子どもの話を聞いてるのに怒られる理由|傾聴で変わる親子関係

読了目安:約4分(2287文字)

【この記事について】不登校の子どもの話を聞いているのに怒られる…その理由と、傾聴の本当の意味を解説。アドバイスをやめるだけで親子の会話が変わります。

不登校の子どもの話を聞いてるのに「うざい!」と言われるのはなぜ?

子どもが不登校になって、「子どもの話を聞いたら、子どもが学校に行くようになる」そう思って傾聴をしていた時期がありました。

でも、子どもは「もういい!」と言ったり「お母さんに私の気持ちはわからない!」と怒られとてもじゃないけど子どもが元気になって学校に行くことはなかった苦い思い出があります。

あなたもお子さまの話を聞いているのに、

  • 「もういい!」と子どもが部屋に閉じこもってしまう
  • 「お母さんには私の気持ちはわからない!」と泣かれる
  • 「うざい!」と怒鳴られて、どうすればよかったのかわからなくなる

こんな経験はありますか?
聞いているのに怒られる。
これはいったい、なぜ起きるのでしょうか。

聞いているつもり」と「傾聴」はまったく別のもの

実は多くの親御さんが「聞いているつもり」になっていることがあります。

話を聞きながら、心の中でこんなことを考えていたことはありませんか。

  • 「次は何を言ってあげようか」
  • 「こうすれば解決するのに」
  • 「私のときはこうだったから…」
  • 「いつまでも同じこと言ってじれったいな!」

これは"聞いている"ではなく、次の発言を準備していたり、相手をジャッジしている状態です。

上の空で聞いてる人がいたら、「この人聞いてないな」と思ったことや、悩みを話したらずっとアドバイスされた経験はないでしょうか。

その時は「話を聞いてもらえていない」と感じたことがあると思います。

その経験と同じようにお子さまもこの違いを、言葉ではなく空気感で察知します。だから「わかってもらえない」と感じてしまうのです。

アドバイスが逆効果になる理由

大切な子どもだからこそ、「なんとかしてあげたい」と思うのは自然なことで、自分の経験からアドバイスしたくなる気持ちも、愛情そのものです。

ただ、ここに私も何度もはまってきた落とし穴があります。

実は私の経験は私のもので、こどもの状況や感じ方とは、根本的に違う部分があるんですよね。

だからアドバイスしても「うまくいかなかった!」とか「そんなことはお母さんだからできるんだよ!」と言われたことがあります。

そして「アドバイスされた」と感じた瞬間、子どもの中に「自分の話を聞いてもらえなかった」という感覚が生まれます。
これが悲しいかな「うざい」「もういい」につながる正体です。

今日からできる、傾聴のポイント

重要な話を聞くとき、意見を入れない・アドバイスをしない。
これを意識するだけで、子どもの反応が変わります。

否定されず、ただ受け止めてもらえる。
その安心感があって初めて、お子さまは「もう少し話してみよう」と思えるのです。

まず親御さん自身が「聴いてもらった」経験を持つことをおすすめします。

傾聴のポイントを書きましたが、意見を入れない・アドバイスしない。
っていうのはやってみると案外難しいことに気づきます。

あなた自身が受け入れてもらえた経験がないと、中々それを人にするというのは難しいんです。
それにあなた自身が疲れていたり、頑張りすぎている時にさらに人の話まで聞くというのはストレスが溜まります。

だから、まずはあなた自身が誰かに「聴いてもらった」と感じられるような経験を持つことが大切です。

話を聴いてもらった経験が増えるほど、お子さんへの接し方が自然と変わっていきます。

そして、疲れている時は無理に話を聞こうとせず改めて時間を作ることも大切です。
傾聴は聴く側のコンディションも重要なので無理はしないでくださいね。

まとめ

よくある関わり方傾聴
アドバイスをする意見を持たずに聴く
解決しようとするただ受け止める
自分の経験を話す相手の経験を聴く

子どもの「もういい!」は、拒絶ではなく「ただ話を聴いてほしい」というサインかもしれません。

FAQ(よくある質問)

意見を言わずに聴くって、じゃあ相槌を打つだけでいいの?それだけで子どもは満足するの?

問題を解決したいからこそ傾聴したいのに、と考えると物足りなく感じますよね。

ただ話を聴くことは、何もしていないわけではなく、お子さまの悩みや不安を和らげ、その後の行動する力を生むことができます。目に見えないところで、変化は進んでいます。

だからこそ、お子さま自身が課題を解決できる力を信頼して、聴いてみてください。

子どもが何も話してくれない場合はどうするの?そもそも話しかけても無視されます

話しかけても無視されるのは、本当に悲しいですよね。

無視されても、今はそれでいいと丸ごと受け止めて、それでも挨拶だけは続けてみてください。言葉にならなくても、お母さんの気持ちはお子さんの心にちゃんと届いています。

ただ、それを続けるのはお母さんにとってもしんどいことです。お子さんの話を聴く前に、まずあなた自身が誰かに話を聴いてもらえる場所を持つことも、同じくらい大切なことですよ。

聴いてあげたいけど、私自身がしんどくて余裕がない。そんな状態でも聴かなきゃいけないの?

しんどくて余裕がないときは、無理に聴こうとしなくて大丈夫です。

傾聴は聴く側のコンディションがとても大切で、余裕がない状態で無理に聴いても、お子さんには伝わってしまいます。

そんなときは「今日はしんどいから、また明日聞かせてね」とお子さんに正直に伝えてください。それだけで十分です。

そして、あなた自身が誰かに話を聴いてもらえる場所を持つことが、結果的にお子さんへの一番の支えになりますよ。


もし色々手を尽くしても解決しないなら
こちらを読んでみてください。

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