不登校が解決するときに起こっていること

【この記事について】不登校が解決する時にお子さんや親御さんにどんな変化が起きているのかーー。実際に7年間悩んだ私の実体験を踏まえてお話ししていきます。
不登校解決に起きていたこと
「ある日突然、子どもが学校に行くって言ったんです!」
「急に子どもが学校に行きました!」
こんな不登校の体験談を見たことはありませんか?
見守っていたら急に学校に行き出した。
しかし、ちゃんと振り返ると心の自己治癒が進んでいるから、外に出られるようになったり、学校への復学ができるようになっているんです。
今回の記事では、復学した子どもやその親にどんなことが起こっていたのか書いていきます。
不登校の解決とは
和みカウンセリングでの不登校の解決とはどんな状態かをまず、ご説明します。
和みカウンセリングで大切にしているのは、お母さんが我慢しない、家族のためにとご自身を犠牲にせず、そこにいるだけで、家族の温かい太陽になれる。
またお子さんは、自発的に行動できるようになって自分の人生を生きる。
このような状態になることが不登校の解決としています。
子どもに起こった変化
▪️人目が怖くて外に出られなかった子どもが復学した時に起こっていたこと
<パニック期>
最初は自分の部屋にこもっていた。
最初は出かけられたが「人が怖い」と打ち明けられてから、外に出なくなった。
学校にいけない理由を聞いても答えず、昼夜逆転直すのにこうしたら?と提案しても「うん」しか言わない。会話は一方通行状態。
<底値低迷期>
だんだんとリビングでくつろぐようになり、子どもがゲームの話をしてくれるようになる。
買い物に誘うとついてくる時も出てくる。
「美容室に行きたい」など自分の欲求を伝えてくれるようになる。
将来を楽観視するような言葉も出てくる。
<底打ち、回復初期>
将来の夢も出てくる。
自分で調べていることも伝えてくれる。
そして、学校に行くと言う。
<上昇期>
昼夜逆転は自分で調整しながら学校に行くようになる。
修学旅行にも参加
高校入学
*パニック期、底値低迷期、底打ち回復初期、上昇期と分けていますが、心の自己治癒の過程なので、はっきり分かれているわけではなく、変化はグラデーションです。
子どもに起きていた変化は、パニック期は元気がなく、学校のことを聞いても「うん」しか言わずこちらの会話が一方通行でした。
また昼夜逆転していて、1日中ずっと寝ている時間もありました。
「生きている?」と心配になるぐらい寝ていたんです。
寝息を聞いて「寝てるんだ」とホッとした時もありました。
底値低迷期は、リビングにいて、ゲームを楽しむ時間が増えました。
元気そうだと感じられる場面が増えていきました。
1日中寝ている。ということは無くなりましたが、昼夜逆転は続いています。
底打ち回復初期は、外に出かけられる頻度が増えていきました。
また将来の職業なども口に出すようになって、将来と向き合えるように心の余裕が出てきました。
上昇期は、学校に行けるようになってきて、そこで仲の良い友達もできました。
みなりも気にし出してお風呂も入るようになりました。
パニック期での悩みは「人が怖い」でしたが上昇期の悩みは「高校どうしようかな」という悩みを口に出していて、悩みの次元が変わっています。
私に起こった変化
私に起こった変化をまとめます。
子どもがパニック期の時は、「どうやったら学校に行くのか」をずっと考えていたり、問題と向き合おうとしない子どもに対して苛立ちを覚えていました。
機嫌よく見守らないといけない。
不機嫌になってはいけない。
頭ではわかっているけどできなくて、子どもへの態度はあからさまに冷たかったです。
底値低迷期の時に、自分に問題があると気付かされた出来事がありました。
そこから、子どもではなくて自分に湧いてくる感情を認めたり、自分の自己肯定感を戻したりしていき、心の底から「学校に行ってなくても子どもには価値がある」
「子どもは自分の力で問題を解決できる」と信頼できるようになっていきました。
そうしたら、頑張らなくても我慢しなくても自然と見守りができるようになっていき、それと合わさるように子どももどんどん元気になっていきました。
不登校が解決したお母さんに共通していること
不登校が解決してきたお母さんに共通していること。
それは、子どもにどんな言葉をかけたか、デジタル制限をした、見守りをした、などの行動ではなくて、心に一本軸が通り、感情の安定が共通して起こっています。
「子どもは学校に行っても行かなくても価値がある」
「子どもは自分の力で問題を解決できる」
見守る、デジタルの制限をする、これらはいい悪いではなくて、どちらが自分にとて合っている方法か。
というだけの違いなんです
まとめ
不登校が解決する、お子さんには「学校にいけないのは悪いことだ」「みんなと同じことができない自分は価値がない」「親を困らせている」などの不安や恐怖、罪悪感、揺れ動く気持ちをそのまま認めてもらえて、心に余裕ができ、それが復学など自発的な行動につながっている。
お母さんに起きていることは、自分自身の課題に気づき、意識を向けることで、自己肯定感を戻すことで心に軸が通り、感情が安定してくる。
このような変化が見られます。
少しでも参考になれば嬉しいです。
自己肯定感について知りたい方はこちらからご覧いただけます。
FAQ(よくある質問)
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回復までどのくらいの期間がかかりますか?必ずこの4段階の通りに進むものですか?
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回復には個人差がありますので具体的な期間をいうことはできません。
私自身は7年かかりましたが、それが目安というわけでもありません。またパニック期・底値低迷期・底打ち回復初期・上昇期という区切りも、わかりやすくするための便宜的なもので、実際は各段階を行ったり来たりしながら、少しずつ心の自己治癒が進んでいく、というイメージで見ていただくのがいいと思います。
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底値低迷期からなかなか進まず、足踏みしているように感じます。何か特別なことをした方がいいですか?
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この時期は停滞しているように思えて、長く感じますよね。目には見えないですが、お子さんの中では日々変化があります。進んでいないように見える時期」こそ、実はお母さん自身の中で変化が起きているタイミングだったりします。
記事の中でお伝えした通り、子どもへの接し方を工夫することよりも、お母さん自身が湧いてくる感情を認めたり、自己肯定感を戻したりすることの方が、結果的にお子さんの変化につながっていきました。
足踏みしているように感じる時ほど、お子さんではなくご自身の内側に目を向けてみる、というのが一つのヒントになるかもしれません。
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「学校に行かなくても子どもには価値がある」と思うのが難しいです。それは子どもを甘やかすことになりませんか?
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これは頭での理解ではなく、感覚として感じられるものなので、無理に思い込まそうとしないでください。
ここでお伝えしたいのは、「学校に行かないという選択を全面的に良しとする」ということではなく、「学校に行っていようがいまいが、その子の存在そのものには価値がある」という、もっと土台の部分の話です。
存在への信頼と、行動への評価は別のものとして分けて考えると、甘やかしとは違うことが見えてくると思います。
もし色々手を尽くしても解決しないなら
こちらを読んでみてください。



